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2007年9月30日 (日)

IHI会長の辞任で見える諸々のジレンマ 

 IHI会長の辞任理由が、前代未聞の内容だった。 

 過去にリストラ断行し人員減となったはいいが、受注が改善された状況下において人員不足に陥り、業務への支障が生じたからだという。 

 リストラするからだ、思い知ったかとの声が聞こえてきそうだ。

 しかし、リストラを断行しなかったら、IHI自体の存続が消えていたかもしれない。

 時代が変れば、プラスはマイナスに、マイナスはプラスになるのは珍しくないようで、これはジレンマである。

 こうした今回のIHI会長の辞任劇で、ほくそ笑んでいるのは人材派遣業者かもしれない。

 必要な時だけ必要なだけ手当てできる人材銀行の役割は大きいことだろう。

 ところが、このところ、人材派遣業者に対する風当たりは強い。

 確かに違反行為は看過できるものではないが、その一方で、人材派遣業者は、『手配師』という色眼鏡がまだあるように感じるのは私だけか。

 さて、政府は格差問題などで、派遣労働者の生活安定を図った動きをしている。

 確かに、派遣労働者の最低レベルの生活は維持されなくてはならない。

 が、派遣労働者の生活向上が、派遣労働者を受け入れる企業サイドの『派遣』メリットが失せゆく部分もある。

 これまた、大きなジレンマである。

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